育毛剤は使わない方がいい？効果がない人の特徴と後悔しない選び方

薄毛が気になり始めると、最初に思い浮かぶ対策が「育毛剤」。

しかし実際のところ、育毛剤はすべての人に効果が出るわけではありません。

生活習慣や薄毛のタイプによっては、どれだけ使っても結果が出ず、時間もお金もムダになってしまうケースもあります。

この記事では、育毛剤の仕組みや効果だけでなく、

• 育毛剤は使わない方がいいと言われる理由
• 育毛剤を使った方がいい人・使わない方がいい人
• 育毛剤の副作用
• 育毛剤を途中でやめるとどうなるのか

などについて詳しく解説していきます。

育毛剤を買う前に知っておくことで、後悔しない判断ができるはずです。

育毛剤を使わない方がいいと言われる理由

育毛剤はテレビやネット広告で頻繁に目にするため、「使えば髪が増える」と思ってしまいがちです。

しかし実際は、育毛剤はすべての人に効果があるわけではなく、むしろ使っても意味がない人も多く存在します。

• 育毛剤は「発毛」ではなく「育毛」が目的だから
• 薄毛の原因が「頭皮」ではなく「内側」にある場合
• すぐに効果が出ないため、途中でやめてしまう

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

育毛剤は「発毛」ではなく「育毛」が目的だから

育毛剤は医薬部外品であり、髪を新しく生やす「発毛」ではなく、今ある髪の毛を健康に保つ「育毛」が目的です。

用語	意味	目的	承認区分	代表的な成分
育毛	すでに生えている髪を太く・抜けにくく育てること	髪の維持・改善	医薬部外品いやくぶがいひん	センブリエキス、グリチルリチン酸、ニンジンエキスなど
発毛	新たに毛のない部分から毛を生やすこと	薄毛・脱毛の治療	医薬品いやくひん	ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなど

育毛剤に「髪を生やす効果」はないため、すでに薄毛が進行している人や、毛根が完全に閉じてしまっている人が育毛剤を使っても効果がありません。

つまり、薄毛の原因が「AGA（男性型脱毛症）の進行」や「毛根の機能低下」の場合は、育毛剤では改善できないのです。

「発毛」と「育毛」は全く違う意味だぞ！

薄毛の原因が頭皮ではなく「内側」にある場合

育毛剤の効果は主に「頭皮の環境改善」に限られます。

しかし、多くの薄毛の原因は、

• ホルモンバランスの乱れ
• AGA（男性型脱毛症）
• 遺伝・ストレス
• 睡眠不足・栄養不足

など、内側に問題があることがほとんどです。

こうした場合、どれだけ高級な育毛剤を使っても 根本的な内側の原因が解決されないため、効果を感じにくい という結果になります。

継続できずに途中でやめてしまうと意味がない

育毛剤は最低でも３〜６ヶ月以上の継続使用が必要と言われています。

さらに、実際の育毛剤の効果は「髪を太く抜けにくくする効果」という少しあいまいで実感しにくいものです。

その結果、効果を実感しにくいまま使い続けることができず、

• 効かない
• お金と時間の無駄

と感じで途中でやめてしまう人がほとんどです。

結果として、投資した時間も費用も無駄になってしまうことが多いのです。

広告の「劇的な写真」はほぼ別物

インパクトのあるビフォーアフター写真や口コミを見ると「育毛剤だけで髪が生えた」と思い込んでしまいがちですが、

実際は、医薬品（ミノキシジルなど）やクリニックの治療との併用であるケースがほとんどです。

医薬部外品の育毛剤に「髪を生やす効果」はないので、育毛剤だけで劇的に髪が増えることはほぼないと言って良いでしょう。

「発毛」と「育毛」を同時に行えば、劇的な変化もあり得るぞ！

薄毛を治すために育毛剤を使うことは間違い

これまで書いてきた通り、医薬部外品の育毛剤には「髪を生やす効果」がありません。

髪を生やしたい人が医薬部外品の育毛剤を使って、

「育毛剤使っても髪生えてこない」

「育毛剤なんか意味ないから使わない方がいい」

と言っているのが現実です。

じゃあ育毛剤は何に効果があるの？

これまでの育毛剤の説明を聞いていると、

「じゃあ育毛剤ってなんの意味もないの？」

と思ってしまう方がいるかもしれませんが、育毛剤は、

髪の毛が生えている人がその髪の毛を太く健康に保つために効果を発揮します。

「抜け毛の防止」や「ボリュームの維持」に十分な効果が期待できますので、育毛剤に意味がないわけではありません。

詳しくは下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください↓

育毛剤を使った方がいい人

• 将来薄毛が心配
• 髪の毛が細くなってきたと感じる
• 遺伝的に薄毛になりそう
• 最近抜け毛が増えてきた気がする

上記のような症状であれば、育毛剤の「頭皮環境の改善・髪を太く健康に育てる」といった効果から、

育毛剤を使うことで悩みを解消できることがあります。

医薬部外品の育毛剤を３～６か月試してみよう！

医薬部外品の育毛剤↓

育毛剤を使わない方がいい人

• すでに薄毛がかなり進行している
• AGA（男性型脱毛症）の可能性が高い
• 毛根が弱っている・細くなっている
• 内側の原因（ホルモン・栄養不足・生活習慣）が改善されていない

こういった方は正直、医薬部外品の育毛剤を使ってもほとんど意味がありません。

上記のような場合は、「薄毛を改善したい」という悩みになることが多いと思いますので、薄毛を改善したい場合は、

• 医薬品の育毛剤を使う
• 医師に相談する（AGAクリニックなど）

このふたつのどちらかを選択しましょう。

こちらの記事で薄毛の段階別の対処法を紹介していますので、合わせてご覧ください↓

育毛剤に副作用ってある？

育毛剤は「医薬部外品」に分類されるものがほとんどで、基本的には副作用のリスクは低いとされています。

しかし、頭皮に直接つけるものなので、人によっては肌トラブルが起こる可能性があります。

特に敏感肌の人、アレルギー体質の人、頭皮に炎症・かゆみ・湿疹がある人は注意が必要です。

育毛剤で起こりうる副作用の例

症状	原因として考えられること
かゆみ・赤み・ヒリヒリ感	刺激成分やアルコールによる炎症
フケが増える・乾燥する	頭皮の水分・油分バランスの乱れ
かぶれ・湿疹・かゆみが強くなる	アレルギー反応や肌バリアの低下
頭皮がべたつく	皮脂分泌の増加・洗い残し
逆に抜け毛が一時的に増える	初期脱毛（好転反応）の可能性

特に初期の１〜２週間は「初期脱毛」と呼ばれる一時的な抜け毛増加が起きる場合もありますが、これは副作用ではなく、毛周期もうしゅうきが整う過程で起こる反応です。

ただし、初期段階で起こる反応なので、３ヶ月以上続く場合は相性が悪い可能性があります。

副作用が起きやすい人の特徴

• 敏感肌・乾燥肌・脂性肌の傾向が強い
• 過去に化粧品やヘアケア用品で肌荒れしたことがある
• 頭皮にすでに湿疹・赤み・かゆみがある
• アルコール・メントールなど刺激成分に弱い
• 1日に何度も塗りすぎている

育毛剤は、「合う・合わない」がはっきり出るアイテムです。

肌質や頭皮状態に合っていないものを無理に使い続けると、 抜け毛を悪化させるケースもあります。

育毛剤を途中でやめてしまったら？

育毛剤は、使っている間だけ頭皮環境を整え、抜け毛を防ぐサポートをします。

そのため、途中でやめてしまうと効果は徐々に薄れ、元の状態に戻る可能性が高いと言われています。

• 抜け毛がまた増え始める
• 髪のハリ・コシが弱くなる
• 髪全体のボリュームが少なくなる
• フケ・かゆみなど頭皮トラブルが戻る

など、育毛剤の使用をやめたあとにこういった症状がでる可能性があります。

育毛剤は継続して使い続けることで効果を発揮しますので、効果を実感できている場合は使い続けることをおすすめします。

薄毛に悩んでいる方はスキンヘッドも視野に

育毛剤や発毛治療を試しても結果が出ないと、

「もうどうしたらいいかわからない」

「薄毛を隠し続ける生活がつらい」

と感じる方も少なくありません。

しかし、薄毛の悩みを根本から解決する方法は、治療だけではありません。

スキンヘッドにすることも立派な解決策のひとつです。

当サイトでは、スキンヘッドのやり方について詳しく解説している記事もありますので、

「スキンヘッドにしてみようかな」

「やってみたいけど、どうやればいいかわからない」

という方はぜひ読んでみてください↓

渋男はスキンヘッドにすることで、薄毛の悩みを解決しています。

渋男のプロフィールに薄毛時代の奮闘記やスキンヘッドにした経緯なども書いてありますので、ぜひご覧ください。

まとめ：薄毛改善のために育毛剤は使わない方がいい

以上が「育毛剤は使わない方がいいのか」「育毛剤の効果は何なのか？」についての解説になります。

髪を生やしたくて育毛剤を使っている人が、

「育毛剤なんか意味ない」

「育毛剤は使わない方がいい」

などと言っているということをわかっていただけたでしょうか。

医薬部外品の育毛剤に「髪を生やす効果はない」ので、髪が生えてこないのは仕方がないことです。

薄毛を改善したいのであれば、

• 医師に相談する（ＡＧＡクリニックなど）
• スキンヘッドにする

などの対処法が適切であり、医薬部外品の育毛剤を使用しても意味がありません。

育毛剤には、「髪を太く抜けにくくする効果」がありますので、

• 将来薄毛が心配
• 最近髪が細くなってきた

という方にはしっかりと効果のあるものです。