- 育毛剤は本当に効果があるのか
- そもそも育毛剤ってなに?
- 育毛剤を使えば薄毛は治るの?
- 発毛させるにはどうすればいい?
「本当に育毛剤って効果あるの?」
そう感じたことはありませんか?
広告などでよく流れてくる育毛剤ですが、いざ使ってみようと思っても、
「自分にも効果があるのかな??」
と不安になりますよね。
「効果を実感できる人とできない人がいる」のは事実であり、その効果の大きさも人によって変わります。
渋男渋男は効果を実感できなかったぞ
また、育毛剤は「育毛」するものであって「発毛」するものではないので、髪の毛が生えてくるわけではありません。
この記事では、実際にいくつかの育毛剤を使ってきた渋男が、
- 育毛剤は効果があるのか
- そもそも育毛剤とは何なのか
- 薄毛の人が使うと髪の毛が生えてくるのか
- 「発毛」させるにはどうすればいいのか
などについて、詳しく解説していきます!
渋くなりたい男のための
専門サイト「渋男」の管理人
- 18歳でAGAを自覚
- 150万かけたAGA治療に失敗し、26歳でスキンヘッド
- 髪の毛がなくなってから「渋さ」を追求し始める
- 今の楽しみは「毎日の逆剃り」
渋くなりたい男のための
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- 150万かけたAGA治療に失敗し、26歳でスキンヘッド
- 髪の毛がなくなってから「渋さ」を追求し始める
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育毛剤は効果があるのか
育毛剤を語るうえで大事な事は、
育毛剤は「育毛」を促すものであって、「発毛」を促すものではない
という事です。



ちょっとややこしいけど、説明していくよ
「育毛」と「発毛」は似たように聞こえますが、薬機法上では明確に区別されています。
| 用語 | 意味 | 目的 | 承認区分 | 代表的な成分 |
|---|---|---|---|---|
| 育毛 | すでに生えている髪を太く・抜けにくく育てること | 髪の維持・改善 | 医薬部外品 | センブリエキス、グリチルリチン酸、ニンジンエキスなど |
| 発毛 | 新たに毛のない部分から毛を生やすこと | 薄毛・脱毛の治療 | 医薬品 | ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなど |
現在、日本で正式に「発毛効果」が認められている成分は「ミノキシジル」だけです。
(フィナステリドやデュタステリドは内服薬として海外・国内ともに承認されていますが、外用の発毛成分としては対象外です)
発毛を促すためにはミノキシジルの配合が必要ですが、ミノキシジルは医薬品成分であるため、「医薬部外品」の商品には配合できません。
そのため、市販の多くの「医薬部外品の育毛剤」には発毛効果がないといえます。


またミノキシジルを含んでおらず、発毛効果のない育毛剤を「発毛します!」と宣伝するのは薬機法違反となるため、メーカーは「発毛剤」ではなく「育毛剤」として販売しているのです。
「発毛」ではなく「育毛」に効果がある
かと言って、育毛剤に全く効果がないというわけではありません。
「医薬部外品の育毛剤」には発毛効果こそありませんが、髪と頭皮を健康に保つための有効成分が配合されています。
つまり、育毛剤は「毛を生やす(発毛)」ためのものではなく、今ある髪を太く・抜けにくく育てる効果があるのです。


育毛剤を使うと主に上記の成分が働き、髪が育ちやすい環境を整えてくれます。
そのため、薄毛が進行する前の段階で使用することで、「抜け毛の予防」や「ボリュームの維持」には十分な効果が期待できます。
特に、生活習慣やストレスが原因で髪が細くなっている人にとって、育毛剤は効果的なセルフケアと言えるでしょう。
医薬部外品の育毛剤↓
医薬品の育毛剤は発毛効果がある
「リアップ」や「スカルプDメディカルミノキ5」などの一部商品は、医薬品として販売されており、ミノキシジルが配合されています。
そのため、販売されているすべての育毛剤に発毛効果がないわけではありません。
ミノキシジルを含む医薬品の商品は、正式に「発毛剤」として販売されていることが多く、
パッケージや広告でも「発毛促進」や「抜け毛の進行を防ぐ」といった表現が使用されています。



とにかく、「髪の毛を生やすならミノキシジル」と覚えておこう
医薬品の育毛剤↓
薄毛の人は育毛の前に発毛が必要
これまで説明してきた通り、医薬部外品の育毛剤には、
育毛の効果があり、発毛の効果はありません。


髪を生やしたい人が、髪を生やす効果のない医薬部外品の育毛剤を使って、
「育毛剤なんて効果ない」
「育毛剤やっても髪生えてこないよ」
と言っているのだと思っています。



医薬部外品の育毛剤にはそもそも、髪を生やす効果がないからね
つまり薄毛を改善したい人は、育毛ではなく発毛をする必要があります。
発毛するにはどうすればいい?
発毛を促すためには、医薬品の有効成分を使う必要があります。
現在、日本で「発毛効果がある」と正式に認められているのは、2種類です。
- ミノキシジル(Minoxidil)
- フィナステリド(Finasteride)


ミノキシジルは血行を促進して毛根を活性化し、フィナステリドは男性ホルモンの影響を抑えて抜け毛を防ぎます。
この2つを組み合わせることで、発毛と抜け毛予防の両面からアプローチできます。
ただし、どちらも「医薬品」に分類されおり、主にミノキシジル・フィナステリドの内服薬には副作用のリスクや使用条件があるため、自己判断で使用するものではありません。
※外用薬には「頭皮のかぶれ・かゆみ」などの副作用があるとされており、内服薬には、重篤な副作用の報告があります↓
ミノキシジルは、循環器用剤として開発された経緯があり、循環器系の副作用には注意すべきである。また、1症例ではあるが重篤な副作用として『心不全』も報告されている。
フィナステリド内服は男性に対して行う治療であり、女性への投与は禁忌である。また、妊娠中の女性が薬剤に触れることも避けるべきである。



渋男はミノキシジルの過剰摂取による副作用が出たよ
自己判断で始めるのではなく、皮膚科やAGAクリニックで相談してから使うことが大切です。
育毛・発毛の段階別対処法


これまで、育毛・発毛について解説してきましたので、
ここでは、症状の段階別での具体的な対処法について紹介していきます。
今は大丈夫だけど将来が心配な人
「まだ薄毛が気になってはないけど、遺伝的に心配。。」
「なんか最近、抜け毛が増えてきた気がする。。。」
という方は、
- 生活習慣の改善
- 医薬部外品の育毛剤
から始めるのがおすすめです。


生活習慣や食生活の改善であれば、お金もかからずにすぐに始めることができます。



生活習慣・食生活は、薄毛と深く関わっているんだ
もちろん薄毛対策以外にも効果があり、健康な体でいるために大事なことですので、まずはここから始めることがおすすめです。
さらに医薬部外品の育毛剤を使うことで、頭皮環境を整え、抜けにくい髪を育てる効果が期待できます。
将来の薄毛の進行を緩やかにするための予防として効果的です。
医薬部外品の育毛剤↓
髪が細くなってきた実感がある人
「抜けた髪が前よりも細く感じる。。」
「髪の細さや地肌の見え方が少し気になる。。。」
という方は、
- 医薬部外品の育毛剤
- 医薬品の育毛剤(ミノキシジル配合)
どちらも試してみるのがおすすめです。



生活習慣の改善も、もちろん重要だぞ
3か月程度、医薬部外品の育毛剤を試してみて、
- 髪が太くなってきた
- 抜け毛が少なくなってきた
- 地肌の見え方が気にならなくなった
などの効果が実感できれば、医薬部外品の育毛剤と生活習慣の改善だけでも十分でしょう。
医薬部外品の育毛剤↓
医薬部外品の育毛剤ではあまり効果を実感できない方は、医薬品の育毛剤を使って「発毛」も促していきます。
医薬品の育毛剤↓
こちらも3か月~6か月程度試してみて、もし効果が実感できなかったら次の段階へ進みましょう。
少しだけ薄毛が気になってきた人
「頭頂部や生え際の地肌が目立ってきた。。」
「自分の写真を見て、薄毛が気になってきた。。。」
という方は、
- 医薬品の育毛剤(ミノキシジル配合)
- 医師に相談する(AGAクリニックなど)
このふたつがあります。



薄毛が気になる人は「発毛」が必要だよ
まずは医薬品の育毛剤を3か月~6か月程度試してみて、発毛が実感できれば継続していきます。
もし発毛が実感できなかった場合は、AGAクリニックなどの薄毛改善を目的としたクリニックに相談しましょう。
クリニックでは、医師の診断のもとに、
- ミノキシジルタブレット
- フィナステリド・デュタステリド
が処方されます。
体質によっては薬を控えたほうがいい場合もあるので、自己判断では絶対に服用しないようにしましょう。
薄毛を本気で改善したい人
「頭頂部や生え際の地肌が見えている。。」
「薄毛を気にしながら生活したくない。。。」
という方は、
- 医師に相談する(AGAクリニックなど)
これしかありません。
医薬品の育毛剤よりも薬のほうが効果があるため、本気で薄毛を改善したいのなら、医師に相談しましょう。



薄毛を医師に相談するってなんか気が引けるよね
ただ、薄毛は進行すればするほど改善が難しくなります。
本気で改善したい方は、医師に相談して少しでも早く薬を服用していくことが重要です。
スキンヘッドも解決策のひとつ
薄毛に対して「改善する・隠す」だけが正解ではありません。
生活習慣の見直し・育毛剤・薬の服用を続けても、
「思うような変化がでてこない。。」
「これを一生続けると思うと荷が重い。。。」
と思うのであれば、「スキンヘッドにする」という選択肢もあります。これも薄毛の解決策のひとつです。



渋男はスキンヘッドにして薄毛を解決したんだ
スキンヘッドにすればわかると思いますが、スキンヘッドは決して「ハゲを諦めた」わけではありません。
- 薄毛の悩みから解放される
- 髪型に悩まない
- 年齢を重ねても似合いやすい
などなど、たくさんのメリットがあります。
私はむしろスキンヘッドにすることで、薄毛の頃よりも外見に気を使うようになりました。
近年ではスキンヘッドのイメージも変わりつつあり、
- 潔くてかっこいい
- 似合えば最強
などの意見も増え始めています。
スキンヘッドは「最後の手段」ではなく「新しい自分を選ぶ手段」として十分に価値があるのです。
スキンヘッドにしても髪が薄くなるわけではないので、スキンヘッドにしながら薄毛治療をするのもありです。
スキンヘッドにしてみたいけど、やり方がわからない方は、


↑の記事でスキンヘッドのやり方を解説していますので、読んでみてください。
渋男がスキンヘッドにした経緯は、渋男のプロフィールに書いていますので、こちらも合わせて読んでみてください。
まとめ:育毛剤は育毛に効果がある
以上が育毛剤の効果に関する解説になります。
- 育毛剤は「育毛」に効果がある
- 育毛剤は髪が生えてくるわけではない
- 育毛剤には「医薬部外品」と「医薬品」のものがある
- 薄毛を解決したいなら「発毛」が必要
- 本気で薄毛を改善したいなら「クリニック」に相談する
- スキンヘッドも選択肢のひとつ
育毛剤は「育毛」に効果があり「発毛」には効果がないことをわかっていただけたと思います。
そのことから、薄毛を改善したい人が医薬部外品の育毛剤を使って効果がないと言っているのが現実です。
薄毛には段階別に対処法が異なり、今の自分の状況にあった対応をすることが改善への近道と言えます。
本気で薄毛を解決したいのであれば、
- 医薬品の育毛剤を使う
- クリニックに相談する
育毛剤や薬の服用をしても中々薄毛が改善されないのであれば、スキンヘッドにするのも立派な選択肢のひとつだと渋男は思います。





